お菓子屋のポポロ-2

おにくのさんのまえをとおると、はなをクンクンさせました。

おみやげによくソーセージをってきてくれた、ご主人しゅじんかおが目にうかびました。

おわかれのにもらった、おおきなおにくのかたまりを思いだしました。
「いくらていたって、べられないんじゃ、しょうがないや」

 

そのとなりは、花屋はなやさんでした。
「おはなは食べられないから、いらないや。でも、おくさんは、テーブルにかならずおはなをかざってくれたなぁ。そのよこにはおいしいごちそうがならんでいたよなぁ…。ああ、ダメだ。なにをても食べ物たべものがうかんじゃう…。お菓子かし大好だいすきだったなぁ。ポテトチップスも、チョコレートも、アイスクリームも、ビスケットも、キャンディーも」

それにしても、なんていいにおいでしょう!
まるで、本物ほんもののお菓子かしまえにならんでいるみたいです。
それもそのはず。ポポロがつい、ふらふらとなかへ入ってしまったのは、
《お菓子かしのくに》
という、古いおみせだったのです。

 

 



eguchi
  • eguchi
  • 子どものころから30年間趣味で、動物が出てくる童話を書いている。2020年に動画をきっかけにブログを始める。
    猫大好き!子どもとネコカフェやカラオケに行くのが楽しみ。

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