なんでも屋のみけねこ-13

「受けとれないものは受けとれません!」
リンはまったく聞いてくれません。
プイと横をむいてペロペロ体をなめています。
良太くんは話を変えました。
「それならさ、もういいよ。来週からは自分で時間割もあわせるし、宿題も自分でやるから」
良太くんの言葉にリンは前をむいて、
「けいやくは一か月です。それは最初に言ったはずです。約束はきちんと守っていただきます。次の月曜日も、火曜日もずっと、わたしが時間割をあわせにまいります」
「そんなぁ……。 ひどいじゃないか。もういいって言ってるのに! リンのケチ!わからずや!」

良太くんは、走って家に帰ると、お母さんに今までのことを全部話してしまいました。
「なんで、ねこなんかに仕事をたのんだりしたの!」
ねこぎらいのお母さんはカンカンでした。
けれど、しかたがありません。
もう良太くんには、みけねこリンにあげるキャンディーのお金がのこっていないんです。
お母さんは考えました。そこで良太くんに、リンのお店のチラシを持ってこさせました。

 

 





eguchi
  • eguchi
  • 子どものころから30年間趣味で、動物が出てくる童話を書いている。2020年に動画をきっかけにブログを始める。
    猫大好き!子どもとネコカフェやカラオケに行くのが楽しみ。