まほうのほうきづくり教室-1
2021年1月11日
2021年2月4日
まほう使いたちに、ほうきのつくり方を教えてくれるふくろうがいました。
ふくろうはツバサで飛ぶことができるので、自分でほうきに乗ることはありませんでしたが、ちょっとほうきに乗るのが下手なまじょがいると、ほうきに自分の羽をちょっぴりくっつけて、なめらかに飛ぶほうきをつくってあげることができました。
ふくろうは、森の中で、
【ふくろう ほうき店】
というお店やっていました。
いつも 親切だし、ていねいで、まほうのほうきがなめらかにとぶようになると、まほうつかいのあいだで評判でした。
そんなある日、ツバメの夫婦がやってきて、
「うちも、店を開きたい」
と、ふくろうのお店のとなりに、
【ほうきの店 ツバメ】
という、ほうきのお店をオープンしました。
ところが、ツバメの奥さんはすごくきびしくて、
「自分の羽をつけてとびやすくしてやるなんて、ふくろうのやり方はダメだ! うちはそんな甘いことはしないね」
と言っていました。
「ほうきづくりのやり方が悪いだけさ。ほうきさえしっかりしていれば、ちゃんととべるはずなんだ。」
と思っていました。