風の子びゅうん-1

風の子びゅうん

 

 

あるところに、びゅうんという風の子がいました。

びゅうんはそうじが大キライ!

いつもビューンと風をおこして、部屋をちらかしてしまうので、この名前がつきました。
びゃうんの風がふいたあとは、もうみんなめちゃくちゃです。

ジュースの入ったコップはわれて、花びんもひっくりかえって、せっかくほしたせんたくものも、 またどろだらけです。

おかげでびゅうんのへやは、いつもごちゃごちゃしていました。

それでも、びゅうんは気にしませんでした。
へやがめちゃくちゃになるのが、おもしろかったからです。

それにびゅうんは風の子でしたから、ゆっくりすわるところなんていらないのです。

びゅうんは、いつもやねの上でねています。
すきまに草が生えているので、ちょうどいいまくらになるのです。

eguchi
  • eguchi
  • 子どものころから30年間趣味で、動物が出てくる童話を書いている。2020年に動画をきっかけにブログを始める。
    猫大好き!子どもとネコカフェやカラオケに行くのが楽しみ。