風の子びゅうん-2

そんなびゅうんのとなりの家に、ひっこしてきた男の子がいました。

男の子はそうじをするのが大すきでした。
いつも、テレビの上のほこりをふきとり、朝はやくからそうじきをかけていました。
朝食のミルクのあとは、カップをていねいにみがいてピカピカにしました。

その日もウィーンウィーンと、そうじきの音が聞こえてきて、びゅうんは目をさましました。

風の子びゅうんは、そうじきの音がキライでした。
夜おそくまで、公園の落ち葉をまいあげたり、あきかんをころがしたりしてあそぶのが大好きな風の子でした。

ですから、びゅうんは朝になるとおきられなくて、まぶたがおもくてたまりません。

そんなときに、ウィーンウィーンと音がしたら、ねむれなくなるじゃありませんか。
「だれだ。ねむるのをじゃまをするのは!」

風の子びゅうんは、となりの家の中をのぞきました。
男の子は、びゅうんに見られていることにきがつきません。
むちゅうでそうじきをかけています。
顔をあらったら、ぬいだパジャマといっしょにタオルをあらってほしました。
スリッパをはく前に、おもてとうらをみがきました。
Tシャツにアイロンをかけました。



eguchi
  • eguchi
  • 子どものころから30年間趣味で、動物が出てくる童話を書いている。2020年に動画をきっかけにブログを始める。
    猫大好き!子どもとネコカフェやカラオケに行くのが楽しみ。