若がえりの実-1


若がえりの実


 

しずかで、おだやかなまちがありました。
のらねことのらいぬもいましたが、ケンカすることもなく、みんななかよくくらしていました。

ただし、1つこまったことがありました。
さいきんまちにやってきたカラスが、ゴミをちらかすことでした。
毎日毎日、おちているゴミを探していました。
このカラスは、食べ物を探すというよりも、何かめずらしいものを探してお金にかえようとしているようでした。

ところが、まちはきれいなので、なかなかゴミもありません。
こまったカラスは、しばってあるごみの袋をあけてちらかすようになったのです。
みんなはこまって、何とかおいはらおうと必死でした。
かかしを立てたり、たいこをドンドンとならしたりしました。

けれど、カラスはまたやってきました。

まちのまんなかには交番があって、おまわりさんがきびしく注意していましたが、カラスはまったくいうことを聞きません。

その交番のとなりには、ねこの家族がすんでいました。



eguchi
  • eguchi
  • 子どものころから30年間趣味で、動物が出てくる童話を書いている。2020年に動画をきっかけにブログを始める。
    猫大好き!子どもとネコカフェやカラオケに行くのが楽しみ。