おねがいレレア-1


 おねがいレレア


公園においてあるダンボールを見たら、だれだって、もしかしたら子犬か子猫がすてられているんじゃないかって思うでしょう。
でも、今日アイが見つけたのは、なにも入っていないただのダンボールでした。
ただ『そう見えただけ 』 の‥‥。
「なぁんだつまんない。 この中になにかおもしろいものでも入ってたらよかったのに」
そういって帰っていくアイを、じっと見ているいっぴきのうさぎがいました。
レレアという名前の魔法のうさぎでした。
本当はふわふわした白いからだをしていますが、今は魔法をつかって、すがたをけしているのです。
「おもしろいもの、おもしろいもの‥‥
はやく、はやくとりださなくっちゃ!」
レレアはあせって魔法をつかおうとしましたが、すぐに大事なことを思い出しました。
「いけない! ここでは魔法を1回しかつかえないんだったわ」
レレアはダンボールをとびだして、すぐにアイのあとをおいかけました。アイは、部屋にもどると 、ゆううつそうな顔でカレンダーをにらんでいました。
「あーあ。明日はまたあのきもだめしかぁ」
アイはおばけがだいきらいです。



おねがいレレア 2

eguchi
  • eguchi
  • 子どものころから30年間趣味で、動物が出てくる童話を書いている。2020年に動画をきっかけにブログを始める。
    猫大好き!子どもとネコカフェやカラオケに行くのが楽しみ。