おねがいレレア-2

「なんとかならないかな? でも、ミクちゃんからさそわれたら、行かないわけにもいかないし‥‥」

そのとき、窓の外から声がしました。
「こまったことがあるのね!」
アイはびっくりしてふりむきました。
部屋にはだれもいないはずです。
声はいちだんと高くなりました。
それは、まるで『こまったこと』があってうれしいみたいに聞こえました。

アイはムッとして、
「なによ、人がなやんでるっていうのに!」
「あたしが聞くわ。なんでも言って」

声は、アイの気持ちにおかまいなしにうれしそうです。
「だれなの ? 」
そういうと、アイの目の前に小さくてまっしろなうさぎがあらわれました。
「う‥‥うさぎ? しゃべってる!」
「はじめまして、あたしはレレア。魔法の世界からきたの」
「魔法の世界‥‥って、魔法がつかえるの?」
「そうよ。あたしはいろんな魔法がつかえるわ!だけどね、ここでは1回しかつかっちゃいけないのよ 。これおじいちゃんのいいつけだからまもらなくちゃ」

 



おねがいレレア 3

eguchi
  • eguchi
  • 子どものころから30年間趣味で、動物が出てくる童話を書いている。2020年に動画をきっかけにブログを始める。
    猫大好き!子どもとネコカフェやカラオケに行くのが楽しみ。