おねがいレレア-3

レレアは、アイのとなりにちょこんとすわりました。
「じつはね。おじいちゃんがあたしに、
『人間の世界で人の役に立ってきなさい 』
っていうの。あたし魔法が得意だから、なんだってできるっていったわ。そしたら、おじいちゃん
『 人間の世界で魔法はいかん』
だって! たぶん人間たちがびっくりして、おおさわぎするからなのよね」
レレアはそんなふうに思っていましたが、本当のところおじいちゃんは、レレアがあんまり魔法のカにたよってばかりなので、こまったあげく修行に出したのです。
レレアは、魔法の世界ではなんにもしませんでした。

レレアは魔法が上手でしたから、じゅもんをとなえれば、なんだって出すことができました。
おなかがすいたら、にんじんを出して、おなかいっぱい食べました。

出かけたいときには、空飛ぶじゅうたんでどこにでも出かけていきました。
それだけならまだいいのですが、おじいさんから べんきょうを教わっているときに、ねむくなったからといって、ふとんを出してさっさとねてしまったことがあるのです。

 



おねがいレレア 4

eguchi
  • eguchi
  • 子どものころから30年間趣味で、動物が出てくる童話を書いている。2020年に動画をきっかけにブログを始める。
    猫大好き!子どもとネコカフェやカラオケに行くのが楽しみ。