おねがいレレア-13

アイは、このままずっとレレアと一緒にいられたらいいのに、と思いました。
けれど、願いを叶えたレレアは、約束どおり魔法の世界に帰るのでした。
「きっとまた会おうね」
「うん。またね」
レレアは公園のダンボールの中に入ると、手をふって、ぱっと消えてしまいました。
アイの前には、本当にからっぽになってしまったダンボールだけが残りました。

さて、魔法の世界に帰ったレレアは、あれからどうなったと思いますか?
じつは‥‥。
魔法をぜんぜん使わなくなってしまったんです。
おしゃべりがすっかり楽しくなってしまったらしく、カースケや魔女たちと、顔を合わせればおしゃべりばっかり‥‥。
レレアのおじいさんも、
「これでは、またしゅぎょうのやり直しか」
と、頭を悩ませています。

いつかあなたが、公園でからっぽのダンボールを見かけたら‥‥。
そこには、レレアがいるかもしれませんね!

 

おしまい

eguchi
  • eguchi
  • 子どものころから30年間趣味で、動物が出てくる童話を書いている。2020年に動画をきっかけにブログを始める。
    猫大好き!子どもとネコカフェやカラオケに行くのが楽しみ。