なぜ「大切なものは目に見えない」と言ったのか?子どもはどう感じる?

なぜ「大切なものは目に見えない」と言ったのか?子どもはどう感じる?

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『星の王子さま』の中でも、とくに有名なのが、

「大切なものは、目に見えない」

という言葉です。

でも、子どもが読むと、

「どういう意味?」

「見えないのに、どうして大切なの?」

と不思議に感じることがあります。

目に見えるものなら、すぐに分かります。

きれいな花。

高価なおもちゃ。

立派な家。

けれど、『星の王子さま』が伝えようとしているのは、

本当に大切なものは、数字や見た目では測れない、ということなのかもしれません。

 

📕王子さまは、“見えるもの”に違和感を持っていた

王子さまは、いろいろな星を旅します。

そこで出会う大人たちは、

数字や肩書き、見た目ばかりを気にしています。

何を持っているか。

どれだけ偉いか。

どれだけ役に立つか。

でも王子さまは、

そういう考え方に、どこか寂しさを感じています。

子どもは、大人ほど条件で人を見ません。

「この人といると楽しい」

「なんだか好き」

そんな気持ちを大切にします。

だから子どもたちは、

王子さまの感覚を自然に受け取ることがあります。

「見えないけど、大事なものがある」

その感覚を、子どもは大人より先に知っているのかもしれません。

 

📘バラとの時間が、“特別”を作った

王子さまには、大切なバラがいました。

最初は、わがままに見える花です。

素直ではなく、面倒に感じることもあります。

それでも王子さまにとって、

そのバラは、世界でひとつだけの存在でした。

なぜなら、

長い時間をかけて関わってきたからです。

  • 水をあげた。
  • 世話をした。
  • 心配した。
  • 話を聞いた。

そうして積み重ねた時間が、

「特別」を作っていきました。

子どもにとっても、

大切な友達や家族には理由があります。

ずっと一緒に遊んだ。

泣いたときにそばにいてくれた。

同じ時間を過ごした。

そういう“見えない思い出”が、

人とのつながりを作っているのです。

 

📙「目に見えない」とは、“心で感じるもの”

「大切なものは目に見えない」

この言葉は、

本当に存在しない、という意味ではありません。

“心で感じるもの”だということです。

  • 優しさ。
  • 安心。
  • 信頼。
  • 愛情。

どれも形はありません。

でも、

子どもはちゃんと感じ取っています。

やさしく声をかけてもらったこと。

自分を大事にしてくれたこと。

そばにいてくれたこと。

そういうものは、

目には見えなくても、心には残ります。

だからこの言葉は、

難しい哲学ではなく、

子どもにも分かる“感覚”なのかもしれません。

 

🍀『星の王子さま』が教えてくれること

『星の王子さま』は、

答えをはっきり説明する物語ではありません。

だからこそ、

読む年齢によって感じ方が変わります。

子どもの頃は、

王子さまの不思議な旅として読むかもしれません。

でも大人になると、

「本当に大切なものを忘れていないか」

と考えさせられます。

見た目や数字ばかりを追いかけていると、

大切な気持ちを見失ってしまうことがあります。

だから王子さまは、

「目に見えないもの」を大事にしていたのでしょう。

子どもたちはこの物語を通して、

“心で感じる大切さ”に、少しずつ気づいていくのかもしれません。

 

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eguchi
  • eguchi
  • 子どもの頃から創作童話を書き続け、童話を一冊出版。現在はnoteで創作童話を発表しています。物語の持つやさしい力を大切に、「読む力」と「考える力」が育つ読書時間のヒントを発信中です。