“読む”を楽しむ心を育てる、小さなきっかけ

“読む”を楽しむ心を育てる、小さなきっかけ

 

 

動画やゲームがあふれる今の時代、子どもたちは「見る」ことに慣れています。

「読むより見るほうが楽しい」と感じるのは、自然なことです。

でも、だからこそ“読む”ことの楽しさを、もう一度ゆっくり育てていく時間が大切です。

ここでは、子どもが「本っていいな」と思えるようになる、小さなきっかけを紹介します。

 

まずは興味の“芽”を見つけよう

子どもが「読むのが苦手」と言っても、焦らなくて大丈夫。

「読むことが嫌い」なのではなく、「読みたい気持ちがまだ育っていない」だけかもしれません。

まずは、「どんなことが好き?」と聞いて、興味の“芽”を見つけてあげましょう。

おばけが好きならおばけの話、動物が好きなら動物の出てくる絵本からでもかまいません。

「これ読んでみたい!」という気持ちを見つけた瞬間が、読書の第一歩です。

 

 

興味のあるテーマから“読む”世界を広げよう

本を選ぶときは、「読ませたい本」より「読みたい気持ち」を優先に。

動物や冒険、まんがや図鑑など、どんな入り口でもOKです。

読書は「知る」「感じる」「想像する」を楽しむ時間。

「おもしろそうだね」と親子でページを開く時間が、

本の世界へのやさしい誘いになります。

 

 

読む時間を“作る”より、“流れに入れる”

「さあ、本を読みなさい」と言われると、子どもは構えてしまいます。

でも、日常の中に自然に“読む流れ”をつくれば、ぐっと気楽になります。

たとえば、

朝の5分、寝る前の10分だけ読書タイムにする。

リビングのテーブルに本を数冊置いておく。

通学かばんに1冊入れておく。

特別な時間を作らなくても、本がいつでも“手の届くところ”にあるだけで、読書の習慣は少しずつ育ちます。

 

 

「読めた!」を積み重ねる小さな工夫

長い物語を読ませようとせず、短い話やお気に入りのページをくり返し読むのも立派な読書です。

「今日はここまで読んだね」「好きな場面はどこだった?」と声をかけると、

読んだ内容が心の中に残りやすくなります。

小さな達成感の積み重ねが、

「読むって楽しい」という気持ちを育てていきます。

 

 

親の“読む姿”が、いちばんのきっかけ

どんなに素敵な言葉をかけるよりも、

大人が本を開いている姿を見せることが、いちばんの刺激になります。

雑誌でもエッセイでも構いません。

「ちょっとこの本おもしろいよ」と、自然に会話の中で本の話をしてみる。

そんなさりげない瞬間が、子どもにとって“読む時間”の原点になります。

 

 

🌿まとめ

読書が好きになるきっかけは、特別な出来事ではなく、日々の中の小さな時間にあります。

大切なのは、「読まなきゃ」ではなく、「読んでみようかな」と思える雰囲気づくり。

“読む”ことは、想像する力を育て、考える力を育ててくれます。

おはなしの森ブックガイドでは、そんな読書の入り口を一緒に探していきます。

 

 

おはなしの森ブックガイド ー読む力と考える力を育てる、年齢別ブックナビゲーションー